小林旭大全集~渡り鳥AKIRA 50HISTORY~

小林旭 小林旭大全集~渡り鳥AKIRA 50HISTORY~歌詞
1.女を忘れろ


2.ダイナマイトが百五十屯

作詞:関沢新一
作曲:船村撤

烏の野郎 どいていな
とんびの間抜けめ 気をつけろ
癪なこの世の カンシャク玉だ
ダイナマイトがヨ ダイナマイトが百五十屯
畜生 恋なンて ぶっとばせ

惚れても無駄さ あきらめな
どっこい涙は 禁物さ
胸につまった カンシャク玉だ
ダイナマイトがヨ ダイナマイトが百五十屯
スカッと器用に 咆えてみろ

命も賭けりゃ 意地も張る
男と男の 約束だ
いくぜ兄弟 カンシャク玉だ
ダイナマイトがヨ ダイナマイトが百五十屯
カックン ショックだ ダムの月


3.真夜中の街角


4.俺に逆らうな


5.十字路


6.ひとりぼっちの歌


7.銀座旋風児


8.ギターを持った渡り鳥

作詞:西沢爽
作曲:狛林正一

赤い夕陽よ 燃えおちて
海を流れて どこへゆく
ギターかゝえて あてもなく
夜にまぎれて 消えてゆく
俺と似てるよ……
赤い夕陽

汐の匂いの する町が
どこも俺には ふるさとさ
ひとりぼっちの さみしさも
ギターお前を つま弾けば
指にからむよ……
汐の匂い

別れ波止場の 止り木の
夢よさよなら 渡り鳥
俺も あの娘も 若いから
胸の涙も すぐかわく
風がそよぐよ……
別れ波止場


9.口笛が流れる港町


10.ダンチョネ節

作詞:神奈川県民謡
作曲:神奈川県民謡

沖の鴎と 飛行機乗りは
どこで散るやらネ
はてるやら ダンチョネ

俺が死ぬ時 ハンカチふって
友よ彼女よネ
さようなら ダンチョネ

飛行機乗りには 娘はやれぬ
やれぬ娘がネ
行きたがる ダンチョネ


11.ズンドコ節


12.アキラのツーレロ節


13.さすらい

作詞:西沢爽
作曲:狛林正一

夜がまた来る 思い出つれて
おれを泣かせに 足音もなく
なにをいまさら つらくはないが
旅の灯りが 遠く遠く うるむよ

知らぬ他国を 流れ ながれて
過ぎてゆくのさ 夜風のように
恋に 生きたら 楽しかろうが
どうせ死ぬまで ひとり ひとりぼっちさ

あとをふりむきゃ こころ細いよ
それでなくとも 遙かな旅路
いつになったら この淋しさが
消える日があろ 今日も 今日も旅ゆく


14.北帰行

作詞:宇田博
作曲:宇田博

窓は 夜露に濡れて
都 すでに遠のく
北へ帰る 旅人ひとり
涙 流れてやまず

夢は むなしく消えて
今日も 闇をさすろう
遠き想い はかなき希望
恩愛 我を去りぬ

今は 黙して行かん
なにを 又語るべき
さらば祖国 愛しき人よ
明日は いずこの町か
明日は いずこの町か


15.惜別の歌


16.サーカスの歌


17.宇宙旅行の渡り鳥


18.ギターかかえたひとり旅


19.自動車ショー歌

作詞:星野哲郎
作曲:叶弦大

あの娘をペットにしたくって
ニッサンするのは パッカード
骨のずいまで シボレーで
あとでひじてつ クラウンさ
ジャガジャガのむのも フォドフォドに
ここらで止めても いいコロナ

ビュックリするほど タウナスで
おまけに心臓が デボネアで
おやマアキュリーな 人だこと
てなてなおだてに すぐルノー
オペルオペルは もうお止し
あんまりコルトじゃ 身がもたぬ

あなたは私の ブルバード
ミンクス買うよの 約束を
キャロルと忘れて ダットさん
こんど逢ったら コンテッサ
とっちめちゃおうと マツダけど
逢えばやっぱり オースチン

ベンツにグロリア ねころんで
ベレットするなよ ヒルマンから
それでは試験に クライスラー
鐘がなるなる リンカーンと
ワーゲンうちだよ 色恋を
忘れて勉強を セドリック


20.グングン節


21.送春譜


22.口笛の凍る町


23.ウィンチェスター73


24.たすけられたりたすけたり


25.名酒節


26.野球小唄


27.雑俳ソング


28.泣くなさすらい


29.旅の灯り-籠の鳥エレジーより-


30.落日


31.恋の世界旅行


32.恋の山手線

作詞:小島貞二
作曲:浜口庫之助

上野オフィスのかわいい娘
声は鴬 谷わたり
日暮里笑ったあのえくぼ
田端ないなア好きだなア
駒込したことア ぬきにして
グッと巣鴨がイカすなア

始め大塚びっくりに
デートさそいに池袋
ところが男が目白押し
そこを何とか連れ出して
高田のバーで酔ったとき
胸の新宿 うちあけた
あぁ ああ恋の山手線

代々木泣くのはおよしなさい
原宿ならば食べなさい
渋谷顔などいやですわ
顔は恵比寿にかぎります
目黒のさしみか天ぷらで
あたし五反田いただくわ

きょうはあなたの月給日
まず大崎は買いものよ
どの品川がいいかしら
田町が 宙に浮くようね
無理な新橋かけないわ
うんと有楽町だいな
あぁ ああ恋の山手線

素ッ東京なことばかり
何だ神田のむだづかい
ボクはいささか秋葉原
御徒な恋だといわれても
山手花咲く日も近い
青くホームに灯がゆれる
あぁ ああ恋の山手線


33.赤道を駈ける男


34.旅心


35.月に吠える唄


36.ついて来るかい

作詞:遠藤実
作曲:遠藤実

ついて来るかい 何も聞かないで
ついて来るかい 過去のある僕に
君を愛していればこそ
生まれ変われた僕なのさ
ついて来るかい 涙をわけあい
ついて来るかい 僕を信じて

ついて来るかい 噂気にせずに
ついて来るかい 悲しみの僕に
身体の弱い君なのに
苦労をかけてすまないね
ついて来るかい 何も持たない僕に
ついて来るかい しあわせ求めて

なんでそんなにかわいい瞳で
僕をみつめて泣かすのさ
ついて来るかい あしたからふたり
ついて来るかい どこまでもふたり


37.にっぽん無宿


38.ごめんね

作詞:遠藤実
作曲:遠藤実

ごめんね ごめんね
幸福あげずに
ごめんね ごめんね
君を泣かせて
俺も 俺も 生命を賭けてはいるけど
花は咲かない 花は咲かない
ほんとうに ごめんね

馬鹿だな 馬鹿だな
俺は生れつき
馬鹿だよ 馬鹿だよ
夢をこわして
嘘が 嘘が 言えずり遠回りして
苦労をかけるね 苦労をかけるね
ほんとうに ごめんね

ごめんね ごめんね
君の寝顔に
ごめんね ごめんね
君の心に
夜の 夜の 酒場でつらいだろうな
酒にやつれて 酒にやつれて
ほんとうに ごめんね


39.純子

作詞:遠藤実
作曲:遠藤実

遊び上手なやつに
だまされていると 聞いた
噂だけだね 純子
純子 僕は淋しい

いつか目ざめた朝は
そばに可愛く いたね
ふるえながらも 純子
純子 愛をくれたね

離ればなれで いても
忘れはいないよ 僕は
負けちゃいけない 純子
純子 待ってておくれ

風は話をつくる
だから噂は きかない
信じているのさ 純子
純子 便りをおくれ


40.夜の阿呆鳥


41.琵琶湖周航の歌


42.北上夜曲


43.オロロン慕情

作詞:遠藤実
作曲:遠藤実

俺と一緒に泣いた娘が死んだよ……
網走尋ねたひとり旅
ふたりでいつか来たあのときも
オロロンバイ オロロンバイ
鴉が啼いてた……

俺と一緒に笑う娘が死んだよ……
男にだまされ苦労して
面影抱いても凍ってしまう
オロロンバイ オロロンバイ
オホーツクの海……

俺と一緒に遊ぶ娘が死んだよ……
網走おもいで すさぶ風
今度はながい命をもらい
オロロンバイ オロロンバイ
生まれておいでよ……


44.城ヶ島の雨


45.ゴルフショー歌

作詞:星野哲郎
作曲:叶弦大

(アスーイスイ アスーイスイ)

ターフで紳士な ゴルファの皆さん
お目々もパットな キャディさんと アスーイスイ
いっしょにティなど いかがです
サンドウェッジを たべながら
ショットしたなら 今日あたり、 エエエエー
人生ホールの 十九番 アスーイスイ

(アスーイスイ アスーイスイ)

ローラボーッと チャコちゃんにしびれて
鷹巣なお金を 杉こんで アスーイスイ
尾崎にアプローチ したけれど
トレビの男に じゃまされて
河野やろうと 寅さんが エエエエー
青木な顔して ふられ酒 アスーイスイ

会社さぼって ゴルフへきてみりゃ
部長さんも彼女と プレイ中 アスーイスイ
あわてたひょうしに ミスショット
球は部長さんに はねかえり
チョロッとお連れの スカートへ エエエエー
ブラックシャフトが 泣いてます アスーイスイ

(アスーイスイ アスーイスイ)

小さなボールに バンカーにされても
石井 石井 村上しないでよ アスーイスイ
どんなにラーフが 深くても
使っちゃいけない 手の五番
負けてもにこにこ ニクラウス エエエエー
いかした安田と 言われたい アスーイスイ

(アスーイスイ)


46.昔の名前で出ています

作詞:星野哲郎
作曲:叶弦大

京都にいるときゃ
忍と呼ばれたの
神戸じゃ渚と名乗ったの
横浜(ハマ)の酒場に 戻ったその日から
あなたがさがして
くれるのを待つわ
昔の名前で出ています

忘れたことなど
一度もなかったわ
いろんな男を 知るたびに
いつもこの胸 かすめる面影の
あなたを信じて ここまできたわ
昔の名前で出ています

あなたの似顔を
ボトルに書きました
ひろみの命と 書きました
流れ女の さいごの止まり木に
あなたが止まって
くれるのを待つわ
昔の名前で出ています


47.夕子


48.ショーがないね節


49.泣いて昔が返るなら

作詞:星野哲郎
作曲:叶弦大

昔 恋しい 伊勢佐木町の
夜はあなたの おもいでばかり
いまさら許される 私じゃないが
涙ぽろぽろ 涙ぽろぽろ
泣いて昔が 返るなら

酔って自分を 偽りながら
生きる私は 裏切り女
あなたに逢いたくて 戻ってきたが
風もひゅるひゅる 風もひゅるひゅる
肌につめたい 港町

そんな名前にゃ おぼえがないと
きっとあなたは 電話を切るわ
いまさら名乗っても 遅いでしょうが
涙ぽろぽろ 涙ぽろぽろ
泣いて昔が 返るなら


50.女房きどり

作詞:星野哲郎
作曲:叶弦大

あなたは着物が すきだから
着物にしたのと いう女
そんなに飲んでは だめですと
女房きどりで 涙ぐむ
あの瞳は信じて いるんだね
嘘の上手な このおれを

あなたの故郷へ 行きたいと
夕陽をみながら いう女
別れがきたのも 知らないで
女房きどりで 肩よせる
やさしい心に ふれるたび
罪の深さが 身をせめる

あなたに好かれる ためならば
なんでもしますという女
どうすりゃいいのよ 教えてと
女房きどりで すがりつく
うなじの白さが 目にしみて
なにも言えない おれなのさ


51.北へ

作詞:石坂まさを
作曲:叶弦大

名もない港に 桃の花は咲けど
旅の町には やすらぎはないさ
お前と別れた むなしさ抱いて
俺は明日もまた 北へ流れる

お前のやさしさ 酒に浮かべひとり
遠い霧笛に あの夜をさがす
愛していりゃこそ つれなくしたが
今もこの胸で ゆれるほゝえみ

男は振り向き 暗い空を見上げ
つけた煙草に ふるさとを想う
真冬の浜辺に 傷あと埋め
夢はあきらめて 北へ流れる


52.遠くへ行きたい


53.黒い傷痕のブルース


54.もう一度一から出なおします

作詞:星野哲郎
作曲:叶弦大

雨の長崎を あとにしたときは
夜の尾道で 降りるはずでした
あなたを奪った あのひとの
笑顔を見るのが つらいから
遠くで暮らすのよ
あき子はもう一度 一から出なおします

恋のくるしみを 逃れたいために
もえたふりをして 心汚したの
伊勢佐木あたりで 酔いしれて
あなたにもらった 首飾り
ちぎってなげすてて
あき子はもう一度 一から出なおします

舟で函館へ 着いたあの夜は
雪が降っていた 年の暮れでした
釧路の街まで 追いかけて
おまえをさがして いたんだと
口説いてもらえたら
あき子はもう一度 一から出なおします


55.夢ん中


56.霧の都会


57.私の名前が変わります

作詞:星野哲郎
作曲:叶弦大

忍とゆう名は ついてなかったわ
千草とゆう名も 不幸だったわ
遠い過去から 戻ってきたことを
明子とゆう名で お知らせします
私の名前が 変わります

お店をやれよと 言ってくれたひと
田舎へ行こうと 誘ったひと
すがりついては ころんで傷ついた
あの人 あの街 忘れるために
私の名前が 変わります

自分の気持ちが やっとわかったの
無駄ではなかった まわり道
いつもあなたが坐って飲んでいた
港の酒場に 落着きました
私の名前が 変わります


58.北海岸


59.赤いトラクター

作詞:能勢英男
作曲:米山正夫

風に逆らう 俺の気持を
知っているのか 赤いトラクター
燃える男の 赤いトラクター
それがお前だぜ いつも仲間だぜ
さあ行こう さあ行こう
地平線に立つものは
俺たち 二人じゃないか

忘れちゃったぜ 奴のことなど
甘い都会の 過ぎた日のことは
燃える男の 赤いトラクター
それがお前だぜ いつも仲間だぜ
さあ行こう さあ行こう
この大地の ふところに
さがそう 二人の花を

草の香りが 俺は好きだぜ
踏まれながらに つよく生きて行く
燃える男の 赤いトラクター
それが男だぜ それが男だぜ
さあ行こう さあ行こう
仕事こそは 限りない
男の いのちじゃないか

さあ行こう さあ行こう
仕事こそは 限りない
男の いのちじゃないか


60.氷雪海峡


61.わかれの演歌


62.やどかり


63.日暮れ行き暮れ


64.みだれ雲


65.水たまり

作詞:高田ひろお
作曲:杉本真人

(セリフ)また胸ん中に水たまりができちまった
夜になると想い出が ピチャンと跳ねて
この胸があいつを恋しがるんだ
男ってのは淋しがり屋なんだね

おまえは可憐な 俺の花
誰も汚せぬ 指させぬ
泣けば三日も目を腫らし
泣かせた過去をせめている
水たまり 水たまり
おまえの夢が揺れる夜

夜更けに小石を蹴るたびに
すこし淋しい 水の音
胸におまえの ほほえみが
浮かんで消えて また浮かぶ
水たまり 水たまり
飛び越えながら 想う夜

(セリフ)ふと立ち停まると 自分の影がやけに淋しそうでさぁ
また あいつのところへ もどりたくなるんだ

さよなら言ったら くちびるに
黒髪 噛んで ふるえてた
傘に かくれて 駆けけだせば
小雨の街で 泣いていた
水たまり 水たまり
別れの顔が 浮かぶ夜


66.熱き心に

作詞:阿久悠
作曲:大瀧詠一

北国の旅の空
流れる雲はるか
時に 人恋しく

くちびるに ふれもせず
別れた女(ひと)いずこ
胸は 焦(こ)がれるまま

熱き心に 時よもどれ
なつかしい想い つれてもどれよ

あゝ 春には花咲く日が
あゝ 夏には星降る日が
夢を誘う
愛を語る

熱き心に きみを重ね
夜の更(ふ)けるままに 想いつのらせ

あゝ 秋には色づく日が
あゝ 冬には真白な日が
胸を叩く
歌を歌う 歌を

オーロラの空の下
夢追い人 ひとり
風の姿に似て

熱き心 きみに


67.昭和舟歌

作詞:いではく
作曲:遠藤実

世間に背き 義理に泣き
故郷はなれた 遠い日々
舵とるおまえ おれが櫓で
ふたりで渡った 浮世川

涙の先に 明日を見て
いい夢さがしに 流れ舟
肌刺す風と 月の夜は
ふたりが唄った 船頭歌

結んだ縁 ふり向けば
いまなら言えるさ ありがとう
今夜は飲めよ 熱い酒
ふたりの人生 たたえよう


68.五月雨ワルツ

作詞:浅木しゅん
作曲:杉本真人

花の咲かない 人生に
花を咲かせて くれた人
このまま堕ちても 構わない
宿の軒先 てるてる坊主
さすらう二人のああ 五月雨ワルツ

紙を拡げて 足の爪
切ってあげてる 北の宿
このまま運命に 身をまかす
窓のアジサイ 淋しく咲いて
心の傷あとああ 五月雨ワルツ

そっぽ向いてる 倖せも
いつか振り向く 時もある
このまま死んでも 構わない
駅のホームを 二人で見つめ
さすらい果てないああ 五月雨ワルツ


69.雪散歌


70.あれから

作詞:阿久悠
作曲:鈴木キサブロー

心が純で 真直ぐて
キラキラ光る 瞳をしてた
はにかみながら語る
夢 大きい

きみも おれも
昔はそんな子だった
遠いころの
おたがいに乾杯

涙は熱く とめどなく
愛するゆえに 流してた
傷つきながら抱いた
恋 せつない

昨日 今日と
二日も同じ夢見た
笑い 泣いた
あのころに乾杯

きみも おれも
あれから どこで 何した
めぐり逢いの
しあわせに乾杯


71.シベリア鉄道


72.腕に虹だけ

作詞:内館牧子
作曲:ひうら一帆

強がり生きてくしかないね 絶望するのは たやすいが
淋しくて 一人笑うと 街の灯が一緒に笑う
昔 いつもお袋がそばにいた
人生は夢の中の夕立ち
光もいらない やすらぎもいらない 愛もいらない
腕に虹だけ抱いて

笑いとばすしかないね 一番暗い 夜明け前
泣きたくて 一人笑うと 自分さえも見栄を張ってる
昔 親父に殴られたあの頃
人生は夏の夜のうたた寝
女もいらない ぬくもりもいらない 花もいらない
腕に虹だけ抱いて

昔 祭り好きな子供だった
人生は咲きながら散る桜
眠りもいらない なぐさめもいらない 酒もいらない
腕に虹だけ抱いて


73.アキラのジーンときちゃうぜ

小林旭 with 東京スカパラダイスオーケストラ
作詞:小林旭・白土謙二
作曲:井上大輔

オイラは近頃気に入りグラスで
片手にホワイトたっぷり注げば
あの娘みたいにジーンときちゃうぜ

こいつはやっぱりオイラの友だち
ガッチリホワイトたっぷり注げば
あいつみたいにジーンときちゃうぜ

かわいくていとしくて ああ あの娘にゃオイラはほれちまう
せつなくて ああ あいたくて あいつにゃゾッコンほれちまう

※ソ ソ ソ ソレガ 女
ソ ソ ソ ソレガ 男
ソ ソ ソ ソレガ 女
ソ ソ ソ ソレガ 男※

あの娘は近頃ちょっぴりオマセで
片手にホワイトにっこりウインク
ちょいとにくいがジーンときちゃうぜ

あいつは近頃大人のふりして
クールなそぶりで“オイラに まかせな!”
そんなセリフにジーンときちゃうぜ

いとしくてやさしくて ああ あの娘にゃオイラは燃えちまう
あいたくて ああ 抱きたくて あいつにゃゾッコン燃えちまう

ソ ソ ソ ソレガ 女
ソ ソ ソ ソレガ 男

ソ ソ ソ ソレガ 女
ソ ソ ソ ソレガ 男

かわいくていとしくて ああ あの娘にゃオイラはほれちまう
せつなくて ああ あいたくて あいつにゃゾッコンほれちまう

(※くり返し)


74.惚れた女が死んだ夜は

作詞:みなみ大介
作曲:杉本真人

なぐさめなんかは ほしくない
黙って酒だけ おいてゆけ
惚れた女が 死んだ夜は
俺はひとりで 酒をくむ

わかりはしないさ この痛み
どこへもやりばの ない気持
惚れた女が 死んだ夜は
雨よ降れ降れ 泣いて降れ

酒よ 酒よ 俺を泣かすなよ

甘えてすがった さみしがり
ふり向きゃいつでも そこにいた
惚れた女が 死んだ夜は
何を言っても ぐちになる

いいやつばかりが 先にゆく
どうでもいいのが 残される
惚れた女が 死んだ夜は
涙流れる ままでいい

酒よ 酒よ 俺を泣かすなよ
酒よ 酒よ 俺を泣かすなよ


75.どんでん

作詞:ちあき哲也
作曲:徳久広司

金が命とり どじな事件に
今日も酒場は もちきりなのさ…
てめえひとりだけ 楽ができれば
他人の痛みは お構いなしか…
どんでん どんでん おかしいぜ日本中
どこに雲隠れ 心とやらは
…どんでん

用もなてくせに かける携帯
端の迷惑 坊やの恋は…
どうせ舵とりも できぬ国なら
思いやりでも 教えてやりな…
どんでん どんでん ずれたのは俺なのか
風の重たさで 時代は廻る
…どんでん

酒を浴びるほど 胸は尖って
空車ひろえば 白ける朝だ…
ごみを漁るのは 街のカラスか
どこか似てるぜ 人間どもに…
どんでん どんでん 身の程を忘れたら
しっぺ食らうのさ 人生なんて
…どんでん

どんでん どんでん 嗤ってろ踊ってろ
しっぺ喰らうのさ みてろよ あんた
…どんでん


76.昭和恋唄

作詞:阿久悠
作曲:谷村新司

いのちあるなら 恋に生き
花の桜と 競いたい
たとえみじかい 春だって
思いとげれば 悔いはない
おとめ十八 おとこははたち
おとな こどもの境なく
ともにこの世に 生れたことを
花と信じて 咲いていた

※あああ あああ
一日 一日 遠くなる
わたしの時代が遠くなる
そして あのこも あのひとも※

ときは昭和の 真中で
吹いた嵐も 過ぎたころ
飢えた心も 満たされて
めぐり逢う日を 待っていた
おとめ十八 おとこははたち
人の情けを 知りそめて
熱い涙を 流せることを
恋と信じて 抱いていた

(※くり返し)


77.酒挽歌

作詞:たきのえいじ
作曲:浜圭介

酒場は男の 途中駅
おもいで背おって 降りる駅
誰も昔が 恋しいくせに
声を殺して かくれんぼ
酒に 酒に おまえが映る
何故に 何故に 捨てたと せめたてる

古びたシネマか この路地も
おもえば昭和が 遠くなる
ひとりしみじみ 酔いしれながら
酒を心に 流しこむ
女 女 おまえは女
俺は 俺は 酒場で 夢をみる

すだれをくぐって 夏が往き
とまり木伝いに 秋がくる
問わず語りに つぎ足す酒が
過ぎた暦を まためくる
抱いて 抱いて おまえを抱いて
添い寝 添い寝した日が 身を焦がす


78.からす

作詞:仁井谷俊也
作曲:大谷明裕

いつからなんでしょうねぇ…
この付近(あたり)も ずいぶん住みにくくなりました

利口な奴が 多すぎて
馬鹿がいつでも 割を食う
間違いだらけの 現在(いま)だから
こころも汚れて 真っ黒け
都会のからすか 俺たちは
世間さまには 嫌われて
背中に礫 浴びるけど
それでも生きなきゃ 明日はない

人間、生きてるってことが虚しくなると
何故か…無口になるもんです

下手にでれば つけあがる
甘い顔すりゃ 小突かれる
裏切りばかりの その中で
こころを芯まで ささくれた
都会のからすか 俺たちは
帰る古巣(こきょう)も 今はなく
痛めた翼(はね)が 疼く夜は
安酒呷(あお)って 明日を待つ

…あったまりてぇなぁ

都会のからすか 俺たちは
世間さまには 嫌われて
背中に礫 浴びるけど
それでも生きなきゃ 明日はない


79.旅の酒~望郷編~


80.旅の酒~放浪編~ ※(箱付き)



小林旭大全集~渡り鳥AKIRA 50HISTORY~